株式会社化生糖研究所

株式会社化生糖研究所

紅茶テアフラビン類

line 製品規格

テアフラビンは紅茶葉に特徴的に多く含まれるポリフェノールであり、赤色を呈する成分です。紅茶の発酵工程でカテキン2分子から生成されるため、機能性はカテキンと類似しているものの、効果・効能、作用機序、身体への吸収性等、異なった点も複数あり、テアフラビン特有の作用を含め、大変注目を浴びている機能性成分です。

性状

その機能性としては、抗酸化性をはじめ、抗メタボリックシンドローム、口腔ケア効果、抗菌・抗ウイルス等のデータが報告されています。2009~2013年で行われた静岡県での地域結集事業(JST事業)では、テアフラビンの摂取による血流改善の効果について、動物試験により明らかにされています。なお、本効果についてはカテキンでは認められていません。また、本事業では、テアフラビンがインフルエンザウイルスに対して強力な抗ウイルス効果を有することについても明らかにされています。(カテキン(EGCG)の15~30倍)。このように近年、テアフラビンの機能性データが増えており、今後の利用用途の拡大が期待されています。

Theaflavin   ≧98% (HPLC)  C29H24O12 = 564.49 〔4670-05-7〕
Theaflavin 3-O-gallate  ≧98% (HPLC) C36H28O16 = 716.60 〔30462-34-1〕
Theaflavin 3'-O-gallate gallat ≧98% (HPLC) C36H28O16 = 716.60 〔28543-07-9〕
Theaflavin 3,3'-di-O-gallate ≧98% (HPLC) C43H32O20 = 868.70 〔30462-35-2〕

紅茶テアフラビン類